変容の危険性

ヒロタシさんのツイート企画(https://twitter.com/hirotashi/status/998549821802799105?s=21)により、今回変容について記事を書くことになりました。
10人以上の人が参加しているようなので、他の人の記事も是非見てください。

さて率直に言って、変容は非常に「危険なカード」と言えます。
理由は大きく分けて2点。

1.3ターン目と4ターン目で大違い。
これは持続カード全般にも言えることですが、
3ターン目に変容打つのと4ターン目に打つのでは、シャッフルの都合上使用回数に一回差が出ます。
更に変容の場合は「変容で獲得した物」の使用回数もシャッフルにより一回差。
このため3ターン目変容使用者と4ターン目変容使用者では、持続カードの時よりも酷く序盤のデッキ成長で致命的な差ができてしまいます。
覆すのは非常に困難。

2.突然のゲーム終了
改築系カード全般に言えることですが、属州や3山候補カードの空廃棄により試合終了を早めることが可能です。
ただ改築と決定的に異なるのは、
「手札に廃棄を行うカードが無く、獲得カードも手札に入るため、
通常通り手札5枚でターンをアクションターンを始められる」
及び
「変容の枚数分だけ空廃棄が可能」
ということ。
わかりやすい例でいうと、変容設置枚数と属州残り枚数が等しいなら、手札に属州があれば試合が終了します。
これを軽視して逆転デッキを悠長に構築するのは、流石に甘いと言わざるを得ないでしょう。

じゃあ上記の危険性にどう対応するべきか。

まず1番目の2巡目格差に対してですが、
ざっくり言うと「変容で獲得するカードを使えるのは3巡目」と覚悟しましょう。
要は2巡目に変容と言う「プレイしたターンは虚無」なカードを手札に持つ価値があるかをちゃんと意識するということ。
2巡目に使いたい3コストのカードがあるなら、変容に頼らず初手で買うのは当然。
じゃあ3コストのカードを2枚使いたいなら?または4コスのカードで他に使いたいカードがあるなら?
屋敷→3コストにするのがそれらと比べてどれぐらい優先度が高いかをしっかり考えてください。
それでも5/12の確率で3ターン目に変容をプレイした人が有利なことには変わりないですが、漠然と4ターン目に変容をプレイして「運ゲー」と嘆くより遥かにマシです。

2番目の突然終了対策ですが、
まずVPで劣る人は、とりあえず普段よりシビアにVP差を気にし、突然終了による敗北とならないよう盤面を気にしましょう。
なお見かけの変容枚数と属州枚数or3山だけ気にしていてもダメです。
使節団や前哨地によるターン増加は当然注意すべきですが、それ以外にも
・他の人が各自保有する変容枚数やVPから考えて、結託終了が起きそうなのはどこか。
・変容突然終了のトリガーとなるカード(特に7〜8コスト、もしくは公領ゲーの際の4〜6コスト)が各デッキのどこにありそうか
あたりは常に意識しときたいですね。

逆にVPで優位な人は、突然終了を起こすことを念頭にプレイしましょう。
・属州枚数や3山候補を調査し、余裕があれば中終盤変容は可能な限り使わず酒場マットに待機させておく。
・地図職人等を使い変容対象にしたいカードが次ターン手札に来るよう調節する。
この2点には特に注意しておくこと。

久々のブログ記事はこの辺で。