第5回ドミニオン日本選手権「優勝」レポート(本選:準決勝)

準決勝は決勝ラウンド上位8名が2卓に分かれて戦う形式。各卓上位2名が決勝進出します。
そして卓決め。
まずA卓に本選1位みなせさん、B卓に本選2位のFERRYさんが座る。
で本選3位の僕ですが、
3回戦肉屋ステロ場でみなせさんに負けたので、なんとなく避けてB卓。
5位の伊藤さん、8位の笹島さんがB卓に来て、メンバー決定


さて準決勝サプライは、3番手から順に渡されたカード9枚の中からカードを1枚ずつ出していくドラフト形式。
ドラフトに関しては前もって決めていた方針があって、
①コイントークンを生み出すカードがあったら無条件で出す。
②山札干渉アタックは絶対に出さない。
③引きに「かなり」左右されるカードは選ばない。
④上位手番になったら安定手を取れるカード、下位手番になったら選択肢を増やすカードを出す。4番手になったら荒れ場にすることを考える。
の4つを軸に決めようかと。

①に関してはまず僕がコイントークンの扱いがかなり得意なこと、
あと7金と8金で一喜一憂したくなかったってのが理由。
②に関しては僕がこの手のアタック(神託とか詐欺師とか)大嫌いというのがあります。
3金で銀買うかオアシス買うかで悩んで、
結局流されて使えなかったので関係ありませんでした!というのが不快なので。
③に関してですが、ステロの引き勝負ぐらいなら許容します。
ただ3ポ出なかった瞬間爆死する使い魔とか、二巡目揃った人が勝つだけの浮浪児とかは運ゲー度が高いと感じ除外。
④について。
まあ上位手番は順調に回れば手番有利なので
安定手取れるカード(パン屋とか)。
下位手番は上位手番の後追い避けるために、
勝ち筋を増やす特殊勝利点等入れたいところ。
また4番手としては速攻属州勝負は避けたいので、
試合を長引かせるカード(義賊や襲撃者)で荒らしにいきたいです。

そんなことを考えている僕に渡されたカードは
「研究所・改良・幽霊船・薬師・玉璽・狩猟団・国境の村・封土・広場」

まず広場がある。コイントークン生み出すので無条件決定。
残りのカードは、
まず幽霊船は、8金ターンを潰された人と回避した人の格差が大きすぎるので無条件除外。
薬師はポーション沈んだ瞬間負け、また5ターン目に引いた人が強すぎるので無条件除外。
国境の村は5金と6金の格差を広げるだけと思ってるので無条件除外。
ということで残りの5枚を選択肢に残す。

3番手から順に
物乞いー狂信者ー蝋燭職人ときて、予定通り広場を出す。
そしてオアシスー熟練工ーよろずやとくる。
この時点でオアシスよろずやることは半ば確定だなーと思いつつ思案。

終盤に運良く引いた人に4金カードを公領にされるのは癪なので改良除外。
デッキのトップで引いて山札全部流した人が優位になる狩猟団除外。
よろずやで廃棄できた人できなかった人の格差大きくなる封土除外。
ということで研究所か玉璽ですが、
自分はまず買わない研究所出すのもあれなので玉璽選択
残りの2人が船着場と望楼出してサプライ決定。


準決勝サプライ

物乞い、狂信者、蝋燭職人、広場、オアシス、熟練工、よろずや、玉璽、船着場、望楼(屋敷属州場)

1番手:FERRYさん  2番手:自分  3番手:伊藤さん  4番手:笹島さん

とりあえずオアシスよろずから入って広場足しながらよろずしてればよいかなーと思ってたら、まさかの2−5。
ちょっと考える。船着きステロや熟練工ステロは確かに強い。
しかし、誰かに狂信者行かれた時に対応しづらいかなと思って、
蝋燭よろずを選ぶ。
この二枚自体相性良いしね。
1〜3番手が蝋燭よろずで、4番手のみ蝋燭船着きスタート。

で3ターン目。3金ならオアシス、4金なら広場かなーと思ったら手札が全部黄色い。
誰も狂信者行ってないし、せっかくの5金だし船着場購入。
よろずの手札補充効果とは相性悪いけど、
屋敷廃棄銀貨獲得効果との相性は抜群だからね。
4ターン目蝋燭撃ちながらよろずやうって船着きとよろずを分離させて2金、蝋燭購入。
5ターン目はちゃんと船着引けて金貨購入。

そこからの購入は
金貨→広場→金貨→属州→属州→公領→属州→属州→属州
普段の僕ならよろずやトークンステロで金貨を3枚は買いませんが、
4番手が狂信者、またほか二人も金貨も勝利点も買っていないので、
確実に勝つためにぎりぎりまで力をためていました。
属州買うまで1枚もトークン使ってないので、
勝利点買い出しても常に4〜6トークンぐらい場にある状況。
よって狂信者食らったとはいえ、全く失速せず
14ターン属州5枚公領1枚屋敷2枚の35点と、2位に13点差で勝利!
コイントークンを圧倒的に得意としていたのが勝因かな。

ほかの方々は、
1番手FERRYさんはよろずやはよく回ってたけど、
トークンを貯め過ぎて財宝買っていなかった様子
3番手伊藤さんもちょっとトークン慣れていなかったような。
4番手笹島さんは初手船着沈んだ上に、後から狂信者ひたすら撃つ等迷走。
よろずやで屋敷を銀貨に変換し、トークンがある以上
狂信者も普段より遥かに弱いんですね。

ちなみにこのサプライにおいては、中盤までの購入基準は
2金:蝋燭職人、中終盤物乞い
3金:オアシス
4金:広場、デッキによっては2枚目のよろずや
5金:船着場か玉璽
6金:金貨
7金以上:トークン使ってでも属州
よって、7金のとき以外トークン使う必要がないです。
終盤は6金以上属州、5金以下は残りの属州と周りから判断して公領か属州。

トークンあるときは、序盤はトークン貯めながらただひたすらデッキ強くして、
デッキ4巡目からひたすら勝利点を買うっていう動きが丸い。
この4巡目という値は、たいていのトークンステロ場で使える基準ですね。


ってことで1位の僕、同率2位で予選上位のFERRYさんが準決勝突破。

決勝に続く。