第7回ドミニオン日本選手権準優勝レポート(予選1回戦)

さてではでは予選から振り返っていきます。
予選は午前午後それぞれ22人通過。僕の出た午後は予選突破ラインが13点と見込まれてたので、
1位2回と3位以上1回、もしくは1位1回と2位2回と3位1回ぐらいを目安にしてました。
ちなみに僕は予選では下位手番を取ることに定評があって、
第4、5回の日本選手権の予選手番は2回とも1回戦から順に3番手ー4番手ー4番手ー2番手なんですね。
前回の日本選手権は予選免除だったのでこの流れが断ち切られているなら良かったのだけど……


1回戦サプライ

地下貯蔵庫、大広間、見張り、鍛冶屋、鉄工所、偵察員、引き上げ水夫、寵臣、貢物、ハーレム

1番手:? 2番手:ルロイさん 3番手:自分
3人戦だから4番手はなくて良かったね(白目)
2番手のルロイさんは3年前に僕を蹴落として準決勝に上がった相手だからリベンジマッチ。

さてこのサプライ、ルートは大きく分けて
①鉄工所からの偵察員大広間ハーレム
②①の上家による貢物色々コンボ
③軽圧縮寵臣
④鍛冶屋ステロ+ハーレム
の4つです。場合によっては組み合わせも視野。
まあ貢物は下家次第なので判断は保留するんですが、残りの3つの中で一番危険なのはどれか?
それは③の寵臣ルートです。
寵臣は強圧縮がないと枚数集めない限りただデッキを流すだけのカードになりやすい。
今回は見張りと引き上げ水夫があるのでまあそこそこ圧縮できるのだけど、5金が出にくい。特に誰かに寵臣撃たれたターンはきつい。
また寵臣を集めると強いのは誰もが知ってる。てことは3番手の僕が寵臣ルート宣言したら、上2人が寵臣をカットしてきて自分は大して買えないって可能性も。
更に軽圧縮寵臣は持続力も低く、属州4枚+アルファ買う必要があるこの3人戦ではきついかなと。
よって選択肢は①か④

①のルートは勝利点稼ぎながら属州を追い上げて買っていくルート
④のルートは属州先行して、中盤ハーレムで持続力高めながら勝利点稼ぎ逃げ切るルート。
寵臣、貢物も絡められるし①のルートの方が強そうかな。ただし大広間等パーツが確保しにくい3人目は不利。
てことで初手手札を見ると4金。1番手は引き上げ水夫、2番手は鉄工所を買ったところでさてどうするか?

正直この時点では、2人ともどのルート行くか不明。わかるのは鍛冶屋ステロしないってことだけ。
ここで場合分けして対策を考えると
(1)2人偵察員ルート……3人目の偵察員行くと不利なので他ルートいくのがまだマシ。大広間カットは価値ないがハーレム購入は利益につながるのであり。
(2)1人偵察員、1人寵臣ルート……最悪。とりあえず2人寵臣にして徹底的に偵察員側の5金や6金を妨害するしかない。で寵臣を出し抜く。
(3)2人寵臣……そこまで寵臣が強いわけでもないが何枚かはカットしときたい
ということで重要なのは、「先制する」及び「5金や6金を安定して出せる状況にはしとく」
これを満たすのは…残念ながら鍛冶屋ステロしかないですね。
廃棄に手数を使わないので属州を先制でき、また他のルートとは違って屋敷3枚残るので3点リード。
更に5金以上簡単に出せるので寵臣をカットしやすい。割と圧縮寵臣より寵臣枚数ではリードできるかも?
あと見張り事故、引き上げ4金地獄も無いので精神的に楽ってのもあります。平常心大事。

さて結局上家2人は圧縮後回し気味の偵察員大広間。
僕はと言うと3ターン目5金が出たので念のため寵臣を一枚カットするも、周りが寵臣いかないようなので普通にステロ。割と楽な感じに。
……と思ったけど当然のごとく鍛冶屋は2巡目沈み、しかもその鍛冶屋で買った寵臣を即引いて来る。
やっぱり鍛冶屋ステロってダメだわ(確信)

試合の流れは偵察員大広間側は圧縮を引き上げ水夫に頼ってたのでなかなかデッキが始動しない。
僕はと言うと7金病連発するは鍛冶屋で寵臣を引き続けるはでこれまた信じられないほど遅い鍛冶屋ステロ。
ただ貢物の防止のために、ハーレムは最後の周回の前の前まで入れませんでした。8金優先ってのと2番手が走る可能性防止。
実質属州5枚がノルマなので、普段より公領買うタイミングをかなり遅らしてました。

結局最後の属州が僕まで回ってきたので、36ー37ー40で1位。40点の内訳は属州5枚、ハーレム2枚、公領1枚、屋敷3枚。
寵臣が銀貨だったらもう1ターン早く最後の属州買えてた。というかこの卓寵臣最後まで1枚しか買われなかったし、その1枚も最後まで2金でしか使われなかったしなかなか異様な卓だったのでは。
にしても鍛冶屋ステロってやっぱり7金病の温床だね……

長くなったので2回戦以降は次の記事へ。もうちょい簡潔にまとめないといつになっても決勝にたどり着けなそう。